PTEGは安全で確立した手技となりつつありますが,いまだ初心者や経験の浅い術者にとっては敷居の高い手技と思われがちです。PTEGが日常化するには,経験ある術者が自分なりの工夫や,難症例をどう乗り越えたか,適応をどうするかなどを多くの人に伝えて,より安全な手技に高めていく必要があると思われます。
また,PTEGは造設するだけでは意味がなく,その使用方法が重要です。したがって,安心して使用するために,パスを用いた術後管理,チーム医療による管理,自己(事故)抜去の予防対策,経管栄養の方法,チューブの固定方法など,さまざまな工夫があると思われます。さらにPTEGは病院完結ではなく,自宅や施設でも同じ安全性を保つための十分な地域医療連携が必要となり,そのための工夫も注目されます。
以上PTEGが日常にとけ込むために,安全に造設して,安心して使用するための工夫を示していただいて,ディスカッションします。
発表7分,総合討論あり
《2.特別企画》(公募・一部指定)
「この症例をどうする?」
実際の臨床現場で「こんな症例があるのだけど,合併症が心配で実施していない」「実施したらトラブルが発生してしまった。どうすればよかったのか」「今回はなんとか乗り切ったけど,皆はどうしているのだろう」そんな症例を持ち寄って,一例ごとにベテラン術者や管理者に意見を聞き,解決策を考えていきます。
症例提示3分,症例検討あり
《3.一般演題》(公募)
現況,普及・啓発,症例報告,造設・管理の工夫,地域連携,栄養方法,スキンケア,クリニカルパス,チーム医療などPTEG全般に関する内容を募集します。
発表7分,質疑応答3分